防災

防災テクノロジー

北欧ホームズの住宅はこれまで私たちが培ってきたプレキャストコンクリートの防災技術が満載です。

地震


私たちは日本で初めてコンクリート塀の実物大耐震振動実験をしています。
そのため住宅開発の際も地震に対しても注意深く設計を行っています。

北欧ホームズが採用する壁式コンクリート造は極めて地震に強く、地震の際に最も安全性が必要とされる原発にも採用される構造です。

これまで様々な地震に壁式コンクリート造は出会ってきましたが、その被害レベルはまさに軽微という言葉がぴったりの評価を得ています。

北欧ホームズは耐震等級3での設計を行っていますが、このレベルにする必要があるのか外部の構造専門の建築士ともなんども話し合ったほどです。
というのも、過去の地震被害調査ではほとんど被害がないのです。調べた論文を見つけられなかったのですが、おそらく多くの壁式コンクリート造は耐震等級3の設計をしていません。

それでもほとんどの壁式コンクリート造の建物は被害がないのです。

プレキャストコンクリートでできた壁式コンクリート造の被害も同様に調査が入っていました。北欧ホームズが採用する肉厚の構造ではやはりほとんど被害が出ておらず、薄肉タイプのものでやや被害が出ているといった程度です。

北欧ホームズでは混構造も採用していますが、こちらももちろん耐震等級3での設計となっていますので地震には十分安心していただけます。

火事

北欧ホームズの主要構造であるコンクリートは燃えない素材です。
しかしながら住宅はコンクリートだけできず、可燃物質を使うことがあります。
私どもが特に問題と思っているのが樹脂系の断熱材です。
北欧ホームズを企画するに当たり、火災に強い家を考えました。
床や壁には人間が住む以上どうしても木材を使う必要があります。
断熱材は燃えにくい材料がある以上私どもはそれを使う必要があると考え、極力使わないようにし壁にはガラスで出来たグラスウールを採用しています。

北欧ホームズで樹脂系の断熱材は基礎と陸屋根の断熱のみで採用されています。
どちらも水の影響が大きい、というのが理由です。

樹脂系の断熱材は元々が石油から出来ていますので、難燃とは言っても燃えます。

グレンフェル・タワー火災

2017年6月14日にイギリスのロンドン西部にある高層マンションのグレンフェル・タワーに大規模な火災が発生しました。

このマンションには外断熱改修(ヨーロッパでは外断熱リフォームが盛んです)を行った際に、耐火性の低い樹脂系の断熱材が使われていました。(同一メーカーの中の製品でも最も耐火性能が低かった)

この断熱材に何らかの理由で火がつき火災になったのですが、断熱材の外に外壁があり断熱材と外壁の間の通気層が煙突となって猛烈な火災になってしまいました。

この断熱材がグラスウールやロックウールであればこのような火災は防げた物と思われます。

水害

私たちコンクレタスは日本で初めて浸水防止塀の実験をした会社です。

水害から資産と命を守る方法

  1. 「危機回避」 ハザードマップで浸水の可能性がある土地に家を建てない。
  2. 「垂直避難」 家の中で高い場所に避難が出来るようにする。
  3. 「重量抵抗」 洪水に流されないしっかりとしたコンクリート住宅に住む。
  4. 「家を囲う」 基礎よりも高い塀で敷地を囲み、床下浸水を防ぐ。
  5. 「水害特約」 火災保険で浸水対策をおこなう。但し床下浸水は対象外なのでそれ以下は塀で守る。

風害

九州は毎年台風がやってきます。
コンクリート住宅より華奢な木造住宅でも家そのものが吹き飛ばされるということはめったに発生しません。
家の弱点はやはり窓です。
北欧ホームズは窓の耐風速を46m/秒に設定。
(大分 32m/秒が通常の設計)
高台で風が強い場合などは、より安心を求める場合は強化ガラスを設定することが可能です。

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